海外テニスアカデミー③

大型アカデミーと中型・小規模アカデミー

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香港では先月末の入境後隔離規制の緩和を受け、徐々に海外からの渡航者が増えつつあります。引き続き入境後は行動制限(3日間は飲食店での店内飲食禁止など) が維持されているものの、指定ホテルでの強制隔離が撤廃されたことが入境者への負担を大きく軽減しています。

昨日から予選がスタートした香港ITFジュニアJ4では香港選手以外の選手の登録も散見され、漸く海外選手が香港にも戻って来た印象を受けています。

今年7月に開校したラファナダルアカデミー香港校でも日本からの選手受け入れが前向きに検討されています。

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さて、大型アカデミーと中型・小規模アカデミーの比較の続編です。

海外テニスアカデミー① https://www.winsports.info/blog/tennisryugaku 

海外テニスアカデミー② https://www.winsports.info/blog/tennisryugaku2 

実際にその状況に陥るまで意外に盲点である、「怪我」、をした時の対応について簡単にまとめてみました。

ある程度の規模のあるアカデミーにはPhysiotherapistという理学療法士が常駐しています。選手が痛みを感じた時や怪我をした時には、理学療法士がリカバリーのためのマッサージやトレーニングをサポートしてくれます。

他方、小規模アカデミーでは理学療法士を抱えていないケースもあり、その場合、外部の理学療法士を訪れる必要があります。イメージとしては、日本で接骨院に別途診療に行くような感じです。

このケースの問題点は、時間的なロスと連携 (テニスコーチ、フィットネスコーチ、理学療法士の3者間のコミュニケーション) です。

通常、アカデミーが紹介する理学療法士を訪問するため情報共有が100%ないわけではありませんが、アカデミー内に理学療法士を抱えているアカデミーに比べると連携性という観点では劣ります。

理学療法士の使用料はラファナダルアカデミー、エミリオサンチェスアカデミーでは年間プログラム、ウィークリー・プログラム料金に含まれているため、選手は気兼ねなく理学療法士を訪れることが出来ます。

そしてラファナダルアカデミーの更なる特徴としては、整形外科医がアカデミー内に常駐している点です。しかもラファナダル選手自身が信頼し、怪我のたびに診療を受ける整形外科医です。流石にMRIや更なる検査設備は外部医療機関を訪れる必要がありますが、ナダル選手を不死鳥のごとく復活させているチームメンバーの一人がアカデミー内にいるのは心強いです。

またMRIや更なる検査のための外部医療機関との連携がサポートされており、寮生であればアカデミー・スタッフが帯同する形でアカデミーの車を使用してそれら医療機関での検査が行えます。

時間的なロス、また煩わしい海外での手続きをアカデミーが全て代行してくれるため、親の心配事が減ります。

他方、テニスコーチ、フィットネスコーチ、理学療法士、整形外科医の4者間が「ワンチーム」として連携します。つまりリカバリーに向けてた整形外科医の計画が他3者とシームレスな形で共有されます。

これらが超大型アカデミー『ラファナダルアカデミー』の小規模アカデミーに対する優位性です。

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