テニスヨーロッパ大会男子14歳以下カテゴリー1の優勝者はやはりスペイン人ジュニアでした。
他のヨーロッパ各国の選手と異なり国外大会に積極的に出場していないため、総じてスペイン人ジュニアのテニス・ヨーロッパ・ランキングは高くありません。
理由は、国内に充実した大会があり、また海外から自ずと強いジュニアが集まること、また経済的には必ずしもスペインの景気が良いとは言えない、ことなどが関係していると考えられます。
ただ、スペイン国内の遠征であれば、例えばスペイン国籍や永住権を保有している選手であれば、飛行機代は半額、また9月から年末までは電車が無料となります。
マジョルカ島からの国内ジュニア選手は、この半額となるフライト・チケットの恩恵を享受する形で、バルセロナ, La Nucia, Benidormで3週連続開催されるスペインのテニスヨーロッパ大会に出場しています。
さて、スペイン・ジュニアの強い選手の特徴は (万国共通かもしれませんが)、この年齢では特に親がテニスコーチをしていて、親が時間もコミットしているジュニアが強く、また親がコーチであるからこそ、横の繋がりも強く、遠征では遠征先にあるアカデミーでコートを借りたり、所属選手とヒッティングをしています。
バルセロナの14歳以下テニス・ヨーロッパ大会はエミリオサンチェスアカデミーで開催されていましたが、その期間、同じくバルセロナを拠点とするブルゲラテニスアカデミー (現在はBardou Tennis Competition)で親であるコーチ、またブルゲラアカデミー所属選手とウォームアップをしていたスペイン・ナンバー4の選手を見かけました。
そして大会を優勝したスペイン人選手も父親がテニス・コーチでした。
今回のスペイン2週間の滞在では新たにバレンシア地方La Nuciaにあるダビット・フェレール・アカデミーと繋がることが出来ました。
山に囲まれた僻地というロケーションですが、綺麗なレッドクレーコート、センターコートもあり、来年2月には新しい宿泊施設が完成予定です。
Tennis+ SchoolのアニュアルプログラムにはBritish International Schoolでの学業が含まれており、一日の流れはざっくりとテニス→学校→テニスとなっています。
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